【ボツ考察】ラニの律とセフィロト(生命の樹)とクリフォト(邪悪の樹)
玉露さんの考察を読ませていただいて、考察の矛盾点に気づき修正版の考察を作ったので、そちらを読んでいただけると良いと思います。
この考察はどう矛盾してしまうのかを残しておくためにそのままにしておきます。
ラニが成し遂げたかったこととは何なのか?で、ラニの律は説明できた。
しかし、ここにセフィロト(生命の樹)とクリフォト(邪悪の樹)の概念をもって考察するとさらに奥深いものになることに気づいた。
ゲームでは手に入らない情報は区別して考察したい派なので、ページを分けて考察していきたいと思う(モチーフから着想を得たり、これがモチーフだったらより重厚な設定になるなとかは大好物)
セフィロト(生命の樹)とクリフォト(邪悪の樹)
セフィロト(生命の樹)とクリフォト(邪悪の樹)自体の説明は以下のページを参照。
ラニの律との関係
結論からいうとラニの律は黄金律であるセフィロトを上下逆にした、クリフォトの律なのではないかという考えである。
黄金律とセフィロト
まず、黄金律がセフィロトである点
- エルデンリングの意匠と似ている点
- 樹という概念
- 中心のティファレト(美)は、色は黄で金属は金で惑星は太陽を司るので、狭間の地を表しているのではないか
- セフィロトを3本の柱に見立てるのは、デミゴッドの生まれが3種類あることにリンクする
- 玉露さんのエルデンリングを構成する9個の大ルーンとデミゴットたちとの関係を参照
- すべての原因(もと)なき原因(もと)が大いなる意志である可能性
- etc...
考えれば考えるほど、関係性が見えてくる。
ラニの律とクリフォト
ラニの律がクリフォトである点
- セフィロトを上下逆にしたものがクリフォトである
- セフィロトが光の世界を象徴しているのとは対照的にクリフォトは暗黒の世界を象徴している
- 「カーリアの逆さ像」という意味深なアイテムをラニ自身がくれる
- カーリアの書院の天球儀の後ろに黄金律のレリーフが彫ってあり、そこで逆さ像を使う
- わざわざ使用ムービーまで用意されている
- 「夜巫女の双冠」等で出てくるノクスの民が大いなる意志の怒りに触れたこと
- 星の世紀エンドは修復ルーンを使わないエンディングであること
- etc...
夜巫女の双冠
永遠の都の夜巫女たちの双冠それは、最高位の聖職たる証であり絹でその瞳を隠している太古、大いなる意志の怒りに触れ地下深くに滅ぼされた、ノクスの民は偽りの夜空を戴き、永遠に待っている王を。星の世紀、夜の王を
ここまでくると関係していないということの方が難しそうである。
考察の補強になるのか?
この考えが、ラニが成し遂げたかったこととは何なのか?の補強になるのかを考えていく。
まず、律についての説明の補強になっている。
わざわざ、黄金ではないと言った点や、律と共に、この地を棄てると言った点である。
また、セフィロト側である黄金律は光の世界であることという説明になる点。
そして、光の世界とは星が光っている世界なのだろう。
逆にクリフォト側は星が光っていない冷たい星の世界であり、光に照らされることのない月は冷たい暗月なのである。
レナラとラニのそれぞれの満月なのだが、レナラの満月はセフィロト側、ラニの満月はクリフォト側なのだと思う。
レナラの満月を美しいというのは、ティファレトが美を象徴するためかもしれない。
ティファレトを狭間の地とするならば、そこから見える満月は美しいのである。
微妙なのが暗黒の落とし子、アステールである。
どちらかというとクリフォト側の存在っぽいのだが、永遠の都を滅ぼしたのはこいつなのである。
ただ、老いた老魔女がラニに冷たい魔術と暗い月への恐れを教えている。
これは、クリフォトが扱いを間違えると危険なものになりうるということとリンクしているのかもしれない。
また、アステールは九曜という概念との関係性も疑われるのでそっちの線もある。
ただ、セフィロトはがっつり惑星と絡んでくるのでほぼ同義であるかもしれない。
もともとのカーリア王家はクリフォト側だったのだが、大いなる意志と一悶着あった結果、レナラは狭間の地を旅することになり、美しい満月を見つけてセフィロト側になったという考えもでき、永遠の都関係のテキストとも矛盾しなそうだ。
星の世紀エンドのエンディングムービーにおいて、黒い月が出てくる。
あれはエルデンリングの逆であると考えると、黄金律のエルデンリングの弧が∪方向であることに対して、⌒であるというビジュアル的な表現なのかもしれない。
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