永遠の都の滅び

永遠の都の滅びについて、情報を整理していくつかの仮説を立ててみたという内容。
最初に断っておくと、完璧な結論は出ていない。

3つの永遠の都

永遠の都は3つある。
  1. シーフラ河にある永遠の都、ノクローン
  2. エインセル河にある永遠の都、ノクステラ
  3. 深き根の底にある名も無き永遠の都
それぞれ特徴をまとめていく。

シーフラ河にある永遠の都、ノクローン

ノクローン
  • ノクローンの秘宝である指殺しの刃があった夜の神域がある
  • 椅子に腰掛ける巨大な亡骸がある
  • 写し身の雫がある
  • 竜人兵がいる
  • 祖霊の民がいる
  • 東にはモーグウィン王朝がある

地上との位置関係

ノクローンの地上

後述するテキストによるとサリアの地下にノクローンがあるということになっている。
ただし、マップ上で見るとサリアの地下にあるのはモーグウィン王朝であり、夜の神域はリムグレイブ側である。
過去はモーグウィン王朝があった場所もノクローンだったと考えるのが自然だろう。

テキストから分かる情報

エインセル河
狭間の地下には、二つの大河が流れている
シーフラとエインセル。そこは
黄金樹の以前に栄えた、文明の墓場でもある
指殺しの刃
永遠の都、ノクローンの秘宝
遺体から生まれたとされる刃

永遠の都の大逆の証であり
その滅びを象徴する、血濡れた呪物

運命なき者には振るうことはできず
大いなる意志と、その使いたちを
傷つけることできるという
写し身の雫の遺灰
「伝説の遺灰」のひとつ
写し身の雫の霊体を召喚する
召喚には、FPでなくHPを消費する

召喚には、FPでなくHPを消費する

召喚者の姿を模倣し、戦う霊体
ただし、その意志までは模倣できない
永遠の都が、王を創らんとした遺物である

夜巫女の霧

魔術街サリアの、の魔術のひとつ

前方に、命を蝕むの霧を生じ
術者を含め、触れる者にダメージを与える
足を止めずに使用できる

サリアの地下には
永遠の都、ノクローンが眠っている

これは、その巫女の魔術であるという

星の雫

永遠の都で採取される秘雫
別名を「夜の雫」という

結びの教会で、贖罪を行うことができ
すべての敵対状態が、無かったことになる

かつて、夜空の星は運命を司っていた
これはその名残であろう

外見:夜人顔

夜人と呼ばれる僅かな者たちの外見
かつて、その血は銀色であったという 

エインセル河にある永遠の都、ノクステラ

ノクステラ

暗黒の落とし子、アステールと戦った場所

  • ウルの王朝遺跡がある
  • 腐れ湖がある
  • 腐れ湖に竜人兵がいる
  • ノクステラの竜人兵がいる
  • 椅子に腰掛ける巨大な亡骸がある
  • 大回廊を抜けると暗黒の落とし子、アステール戦の場所に出る

地上との関係

エインセル河の地下

エインセル河の地上

アステール戦の場所の地上

腐れ湖の地上は魔術学院レアルカリア。
アステール戦の場所の地上は月光の祭壇や、月の民の廃墟や月の貴族の廃墟、ラニが屠った二本指がいたマヌス・セリスの大教会がある場所である。
しろがね村はそれらの場所の地下にあるという3層構造になっている。

テキストから分かる情報

シーフラ河
シーフラ河の地図断片

狭間の地下には、二つの大河が流れている
シーフラとエインセル。そこは
黄金樹の以前に栄えた、文明の墓場でもある
夜巫女の双冠
永遠の都の夜巫女たちの双冠
それは、最高位の聖職たる証であり
絹でその瞳を隠している

大古、大いなる意志の怒りに触れ
地下深くに滅ぼされた、ノクスの民
偽りの夜空を戴き、永遠に待っている
王を。星の世紀、夜の王を
ノクステラの月
永遠の都、ノクステラの秘宝
「伝説のタリスマン」のひとつ

記憶スロットを増やす

それは、彼らが失くした黒い月を模している
ノクステラの月は、無数の星を従えていた

メモリ・ストーン

黒く薄い謎めいた石
それを加工した、魔術師たちの秘法

それは、かつて永遠の都が見上げた
黒い月の欠片であるという
ノクスの鏡兜
結晶鏡で作られた兜
永遠の都の呪具のひとつ
割れやすく、打撃には弱い

それは、大逆に従う者の装束であり
大いなる意志と、その使いたる指

あらゆる干渉を跳ね除けるという
ノクスの流体剣
永遠の都の剣士たちが用いる異形の剣
針のように細い刃を持つショーテル

銀の雫に由来する液体金属
硬く鍛え上げている

銀雫の殻

銀の雫と呼ばれる、不定形生物の硬化した殻
永遠の都と、その近辺で見つかる

銀の雫は生命を模倣する
模倣はやがて再誕となり
いつか、王になるのだという

夜巫女と剣士の傀儡

永遠の都で作られた古い傀儡
夜巫女と剣士の霊体を召喚する

自ら望んで傀儡となった二人の姉妹
冷たい血の流れる異人種であり
流体の武器を振るう

深き根の底にある名もなき永遠の都

名も無き永遠の都
  • (黄金樹の、遙か)深き根の底と呼ばれている
  • 黄金と関わりがありそうなアイテムが落ちている
  • 死王子の座がある

地上との関係

名も無き永遠の都の地下

名も無き永遠の都の地上

名も無き永遠の都の地上にあるのは王都(灰都)ローデイルである。
正確に言うとローデイルの地下には忌み棄てや狂い火の封印があるのでこれも3層構造。

テキストから分かる情報

深き根の底
黄金樹の、遥か深き根の底は
シーフラとエインセル、両大河の源流であり
狭間の地下に広がる、大樹根のはじまりでもある

化身の儀仗
輝ける古の黄金樹を祀る儀仗
小黄金樹を守る、化身たちの得物

エルデンリングが砕けた後、現れた化身たちは
滅びゆく黄金樹の、子孫を守る意志であるという

黄金の地

武器に戦技と属性を付与できる戦灰
付与戦技は以下、付与属性は「神聖」

戦技「黄金の地」
武器を地面に突き立てた後、力を込め
聖なる爆発と共に、黄金のつぶてを生じる
強攻撃で、回転薙ぎ払いに繋げられる

大斧/大想と
特大武器に使用できる

エルデの流星

最古とされる黄金樹の祈祷
「伝説の祈祷」のひとつ

無数の黄金の流星を生じ、周囲を攻撃する

かつて、大いなる意志は
黄金の流星と共に、一匹の獣を狭間に送り
それが、エルデンリングになった
という
死王子の杖
汚れた琥珀が埋め込まれた杖
それは、死王子の一部であるといい
死の魔術を強化する

学院の認めない、異端の魔術杖のひとつであり
知力だけでなく、信仰でも魔術の威力を高める

死王子の業瘡

生臭く膿んだ人面の瘡
抗死耐性を大きく高める

その顔の主は、死王子であるという
デミゴッド最初の死者たる黄金の貴公子の
死にきれず、穢れきった死に顔であるという
深き根の底の指読みの老婆
うう、ううう…
…ゴッドウィン様
坊ちゃまは、死ぬべきでした
黄金の貴公子が、死に生きるなどと
そんな、醜いことがあるでしょうか
うう、ううう…

永遠の都全体

地上
地下

永遠の都は6つの神授塔の中心の周りに存在しているようである。
当然だがその上に作られた狭間の地もその周りに繁栄したと思われる。
6つの神授塔の中心

永遠の都の滅び

永遠の都がどう滅んだかについての情報の整理。

アステール

暗黒の落とし子の追憶
黄金樹に刻まれた
暗黒の落とし子、アステールの追憶

遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である

 アステールは2体いる。

一体はラニのイベント上戦うことになる先程も取り上げたアステール。
もう一体はイエロ・アニスの坑道にいる。

そして具体的な滅ぼし方は虚空(暗黒)から呼び寄せた隕石である。

アステール・メテオ

重力を操る輝石魔術のひとつ

虚空から小隕石を呼び、大量に落下させる
長押してる間、隕石落下は続く

それは、かつてアステールが
永遠の都を、破壊し尽くした力である

アステールの薄羽

星の魔力を帯びた薄羽の剣
特に強攻撃は、魔力の光波を伴う

かつて永遠の都を襲ったという
暗黒の落とし子
の遺物から作られた

専用戦技「星雲」

落とし子の薄羽に魔力を込め
前方に、暗黒の星雲を生じる戦技
星雲は、一瞬の後、爆発して消える 

永遠の暗黒

魔術街サリアの禁断の魔術

暗黒を生じ、魔術や祈祷を引き寄せる
足を止めずに使用できる

それは、永遠の都の失われた魔術であり
その滅びをもたらした、絶望であったという

隕石の落下と共に生まれた古種族 

黒王の大剣

金色の隕鉄で作られた大剣
その剣身は重力の力を秘めている

かつて隕石の落下と共に生まれたという古種族
石の肌を持つ黒王たちの得物である

専用戦技「黒王の斥力波」

武器を地面に刺し、重力波を発生させ
ダメージを与えると共に、敵を弾き飛ばす戦技

黒王の大剣はローデイルの近くの封印された坑道で石肌の黒王を倒すと入手できる。

メテオライト

重力を操る輝石魔術のひとつ

虚空から小隕石を呼び、落下させる
長押している間、隕石落下は続く

石の肌を持つ黒王たち
王と恐れられる、破壊の力である

アステール・メテオとほぼ同じ説明なのが気になるところである。

白王の剣

青白い隕鉄で作られた剣
その剣身は重力の力を秘めている

かつて隕石の落下と共に生まれたという古種族
石の肌を持つ白王たちの得物である

専用戦技「白王の引力波」

武器を地面に刺し、重力波を発生させ
ダメージを与えると共に、敵を引き寄せる戦技
「グラビタス」よりも有効範囲が広い

白王の剣は腐れ湖の石肌の白王(?)を倒すと入手できる。

白王(その末裔?)は若きラダーンの師であった。
歴史上、割と最近まで生き延びていたようである。

重力弾

重力を操る輝石魔術のひとつ

重力を弾丸として放ち
当たった者を、己に引き寄せる
タメ使用で強化される

若きラダーンが修行したという重力の技
その師は、石の肌を持つ白王であった

大いなる意志

直接の滅びの原因はアステールだが、それは永遠の都が大いなる意志に大逆してその怒りに触れたからだという。

夜巫女の双冠
永遠の都の夜巫女たちの双冠
それは、最高位の聖職たる証であり
絹でその瞳を隠している

大古、大いなる意志の怒りに触れ
地下深くに滅ぼされた、ノクスの民
偽りの夜空を戴き、永遠に待っている
王を。星の世紀、夜の王を
指殺しの刃
永遠の都、ノクローンの秘宝
遺体から生まれたとされる刃

永遠の都の大逆の証であり
その滅びを象徴する、血濡れた呪物

運命なき者には振るうことはできず
大いなる意志と、その使いたちを
傷つけることできるという
ノクスの鏡兜
結晶鏡で作られた兜
永遠の都の呪具のひとつ
割れやすく、打撃には弱い

それは、大逆に従う者の装束であり
大いなる意志と、その使いたる指

あらゆる干渉を跳ね除けるという

 エルデの追憶

黄金樹に刻まれた
エルデの獣の追憶

それは、大いなる意志の眷獣であり
律たる概念の具現であった

 エルデの流星

最古とされる黄金樹の祈祷
「伝説の祈祷」のひとつ

無数の黄金の流星を生じ、周囲を攻撃する

かつて、大いなる意志は
黄金の流星と共に、一匹の獣を狭間に送り
それが、エルデンリングになった
という

疑問

分かる事実も結構あるのだが、逆にフロムゲーあるあるの意図的に隠された事象も結構多い。
まずは疑問に思ったことを書き出していこうと思う。
  • アステールの隕石によって滅ぼされた永遠の都だが、アステールが2体に対して永遠の都は3つある
  • 文明の墓場と呼ばれているのがシーフラ河(ノクローン)とエインセル河(ノクステラ)だけなのはなぜか
  • なぜ名も無き永遠の都は名が無いのか
  • 大逆とは何なのか

関連情報の整理

仮説を提示する前に関連情報を整理しておこうと思う。

源流

彗星アズール
源流の魔術師の一人、アズールの魔術
「伝説の魔術」のひとつ

輝石の故郷とされる、遙かな星空
その奔流たる、極大の彗星を放つ
長押ししている間、それは放たれ続ける

アズールの垣間見た源流は、暗黒であった
彼はその深淵に心奪われ、また恐怖したという

滅びの流星
源流の魔術師の一人、ルーサットの魔術
「伝説の魔術」のひとつ

対象に向かって飛ぶ、十二の暗い流星を放つ
足を止めずに使用することができ
タメ使用で強化される

ルーサットの垣間見た源流は
偉大なる星団、その終焉の瞬間であった
その時、彼の全ても壊れてしまった

創星雨
かつて古い星見が見出した、最古の源流魔術
「伝説の魔術」のひとつ

空に暗黒の星雲を呼び
しばらくの間、凄まじい星雨を降らせる
足を止めずに使用することができ
タメ使用で強化される

それは、輝石の魔術のはじまりとされる
星見の垣間見た源流は、現実となり
この地に、星の琥珀が降り注いだのだ
砕け散る結晶
謎多き結晶人たちの魔術 
結晶の塊を生じ、前方に砕いて放つ
タメ使用で強化される

無機物でありながら、生命でもある
結晶人のあり様は、源流の理想に近しく
彼らは、魔術師たちの賓客であった

魔術師塊のタリスマン

魔術師球と呼ばれる学院の悪夢
最初のそれを象ったタリスマン

魔術の威力を大きく高める

輝石魔術には、源流という禁忌がある
魔術師を集めて星の種となす
源流では、これは探究の一手段なのだ

琥珀

琥珀の星光
琥珀色に輝く、儚い細片
束の間に流れた星光の残滓

星光が運命を司るとすれば
琥珀色のそれは、神々の運命であるとされ
特別な精薬の材料となる

琥珀色の精薬

魔術師教授セルブスから渡された小瓶
琥珀色に艶めいた、秘め事の精薬

これをラニに飲ませてくれたまえ
私たちは、最上の傀儡を手に入れ
愛でることができるのだ

緋琥珀のメダリオン

緋色の琥珀が嵌めこまれたメダリオン
HPの最大値を大きく上昇させる

琥珀とは、黄金樹の古い雫であり
最初のエルデの王、ゴッドフレイの時代に
特別な宝石として扱われた

それは生命の原始的な力を宿している

レアルカリアン・ローブ

レアルカリアの魔術学徒が纏うローブ

上質だが簡素な濃紺のそれは
星の琥珀たる輝石の探究に一生を捧げる
賢貧の宣誓と共に与えられる

だが長き生では、誰もが誓いを忘れてしまう

セレンとの会話

輝石とは、星の琥珀なのだ
金色の琥珀が、古い生命の残滓を、その力を宿しているように
輝石には、星の生命の残滓、その力が宿っているのだよ

覚えておくがいい
輝石の魔術とは、星と、その生命の探究なのだ
今や、それを忘れた魔術師もどきばかりだからな

仮説

2つの滅んだ永遠の都

テキストから導き出せる情報確度の高いもの
  • 確実に滅んだのは文明の墓場と呼ばれているシーフラ河のノクローンとエインセル河のノクステラ
  • 具体的な滅ぼされ方はアステールの隕石
  • 2箇所を攻撃したのでアステールは2体いる
    • 2つ同時に攻撃するのは戦術として有効なので2体用意した
  • それぞれのアステールの隕石の落下によって古種族である黒王たちと白王たちが誕生
  • アステールを差し向けたのは大いなる意志
マップ上の位置関係も考慮に入れたいのだが、マップは現在のマップなので注意点を忘れないように書いておく。
  • 「夜巫女の双冠」より地下深くに滅ぼされたとあるので、もともとノクローンとノクステラは地上にあった

滅ぼされた民

「夜巫女の双冠」に出てくるノクスの民というのはノクステラの民だけではなく、ノクローンの民も含んでいる。
というのも英語ではノクスはNoxで2つ以上の集合である語法であるからだ(窒素酸化物NOxと同じ使い方)
ちなみに、ノクローンはNokron、ノクステラはNokstellaという綴りである。

名も無き永遠の都

名も無き永遠の都は明らかに情報が欠如しているので、細かく仮説を並べていく。

大いなる意志は名も無き永遠の都側だった

  • 黄金にまつわるアイテムがあり、特にエルデの流星が落ちている
  • 普通に考えて自分のテリトリーに隕石は落とさない
素直に考えて大いなる意志は名も無き永遠の都側と考える。

名も無き永遠の都は滅んだのか

大いなる意志側の名も無き永遠の都は滅んだとは考えにくい。
正確にいうと都としては滅んだが、その文明は後の黄金樹の文明に繋がっており、都を移しただけで文明は滅んでいないと考えるのが自然だろう。

ただ、困ったことに名も無き永遠の都も現在は地下にある。
名も無き永遠の都にも隕石が落ちているのが流れとして自然だが、大いなる意志が自分のテリトリーにわざわざ落とすのは考えにくい。
それ以外で隕石的なものが落ちたテキストを探すと見つかるのが「創星雨」である。

「創星雨」は古い星見が見出した、最古の源流魔術であり、輝石の魔術のはじまりとされる。星見の垣間見た源流は、現実となり、この地に、星の琥珀が降り注いだとある。

先に攻撃を受けたのは大いなる意志だったのだろう。
大いなる意志も怒るわけである。

名も無き永遠の都の名も無き理由

  • 他の永遠の都を滅ぼしてしまったので区別する必要がなくなった
  • 都を地上に移して新しい時代を迎えるために古い名は棄てた
滅んでしまったから後世に名が残っていないのではなく、以上の理由のどちらかだと思われる。

大逆について

名も無き永遠の都に星の琥珀を落とされたことも大逆なのだが、意味としてはもっと深いものがあるように思える。

重要になってくる琥珀という概念はセレンが説明してくれる。まとめると以下である。
  • 金色の琥珀は、古い生命の残滓、その力を宿している
  • 輝石とは、星の琥珀である
  • 輝石は、星の生命の残滓、その力を宿している
  • 輝石の魔術とは、星と、その生命の探究である
文中では星の琥珀(輝石)の色は出てこないが、青系である。

そして、輝石の魔術の行き着く先(源流)は魔術師を集めて星の種となし、無機物でありながら、生命であろうとすることである。
この思想を持ったことが大いなる意志に対する大逆であったのだろう。
この時代の大いなる意志は、古い生命――坩堝に由来する有機的な生の営みによって恩恵を受けていたと考えるからである(エルデンリングを作り、大樹が黄金樹になった後は方針を変えたようだが)

大逆の象徴とされている「指殺しの刃」が遺体から生まれたとされるのは、有機物と無機物の中間ともいえる遺体から生まれたことを意味しているのではないだろうか。
大いなる意志に特攻効果があるのは納得がいくような気がする。
ノクロの民はそういった探究をしていたのだろう。

名も無き永遠の都はシーフラとエインセル、両大河の源流に位置するので、ノクローンとノクステラより立場が上だった可能性が高い。
反逆されたと考えれば、動機や攻撃の流れとしても自然である。

時系列

一旦、時系列でまとめていきたいと思う。
  1. 3つの永遠の都であるノクローン、ノクステラ、そして名も無き永遠の都はまだ地下には存在せず、地上でその文明を築いていた
  2. ノクローンとノクステラの民であるノクスの民は名も無き永遠の都に対して反逆を企てる
    1. 指殺しの刃やノクスの鏡兜が作成されたのはこの時期
  3. ノクスの民、星の琥珀を名も無き永遠の都に対して降り注ぐ
    1. おそらく、この時点で名も無き永遠の都は地下に落ちている
  4. これに怒った大いなる意志はノクローンとノクステラに対し、アステールの隕石による報復攻撃を行う
  5. ノクローンとノクステラ、地下深くに滅ぼされる
  6. 隕石の落下によって石の肌を持つ古種族、黒王(たち)、白王(たち)が誕生

滅んだあとどうなったのか

ノクローンとノクステラが滅んだあと、石の肌を持つ古種族、黒王(たち)、白王(たち)が誕生する。

黒王は金色の隕鉄で作られた大剣を持っており、重力の斥力を操る。
そして、アステール・メテオのライト版のようなメテオライトを使用する。

白王は青白い隕鉄で作られた剣を持っており、重力の引力を操る。
白王(その末裔?)は若きラダーンの師であった。

ノクロの民も全滅したわけでなく、地下に落ちた地で細々と生きるか、地上に出ていったようである(しろがね人等につながる)

その後、大いなる意志は黄金の流星と共に一匹の獣を狭間に送り、それがエルデンリングになり、黄金樹の時代が幕を上げる。

黄金の流星が黒王と関係していたりするのかもしれないが、情報不足である。

椅子に腰掛ける巨大な亡骸

あの亡骸自体を説明するテキストを見つけられていないのが現状である。
説明されているのは、あの椅子はサリアにあるように椅子廟ということである。
(廟というのは祖先の霊を祀る宗教施設のこと)
ノクスの剣士・ノクスの僧と戦うことになったあの場所である。

あの椅子にはレリーフが掘られており、以下のようなものである。
ぱっと見のイメージはエルデの獣だが繋がりをうまく説明するテキストも見つけられていない。

サリアの椅子廟

エルデの獣

あの椅子に座ることができそうな体が大きな存在を考えてみる。
ノクスの民と関連付けられることができればなお良い。

1つ思いつくのは棄教の廃屋にいるしろがね人の彼女である。
ラティナによると我らの大きな妹であるそうだ。

棄教の廃屋

我らの大きな妹

さあ、我らの大きな妹よ
受け入れておくれ、最初の雫を

そして命を為しておくれ。我らすべてのしろがねのために

しろがね人は起源を辿るとノクスの民に行き着きそうなので一定の説得力はある。
しかし、エルデの獣に紐づけることはできないし、しろがね人は聖樹が絡んでくるのでそちらを理解しないと把握できない可能性がある。

命を為しておくれというところからこの妹が人形である可能性もあり、ラニの説明にも絡んでくる可能性もある。

巨大な人形を作り、それに命を吹き込みそれを王として崇める。
ありそうな説だが今の段階では妄想の域である。

まとめというよりは感想

正直、断定できないことが多すぎるので歯切れが悪い感じになった。
特に星の琥珀が落ちたこの地は断定されていない。
マップから隕石が落ちた場所を特定できるかもしれないと思ったが、狭間の地もその地下も隕石が落ちた後なんじゃないかと思われる場所が多く、地形の専門家でもないのでやめた。

名も無き永遠の都が地下に落ちた理由がエルデンリングを作った衝撃だという可能性もあるが、黄金の流星と共に一匹の獣を狭間に送ったとあるので、狭間以外から大いなる意志がそれらを送らないといけない。
狭間の地下という表現をされていることを踏まえると地上が狭間であり、地下からエルデンリングを作成したと考えるのが自然だと考えた。
そして、大逆というからには大いなる意志は先制攻撃を受けないといけない。
それを一気に解決できるのが、星の琥珀によって名も無き永遠の都を地下に落とされたことに怒った大いなる意志が報復として2つの永遠の都を滅ぼしたという流れである。

ウルの王朝遺跡に手を出すのはやめた。
あれはどうもノクスの民と文化が違う気がするのである(像とかを見ても)
2つの永遠の都が滅んだ後にできた文明の可能性もある。

祖霊の民「俺らは?」

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